「Bybitでレバレッジ取引がしたい!」
「レバレッジを設定するにはどうすればいいの?」
「レバレッジを設定してリスクを軽減させるにはどうすればいい?」
本記事を読んでいる方は、以上のように考えているのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、Bybitのレバレッジ設定と注意点について徹底解説します。
Bybitで安全にレバレッジ取引を行いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【取引前に確認!】そもそもレバレッジとは?
Bybitでレバレッジ取引を始める前に、そもそもレバレッジとは何かについて解説します。
レバレッジ取引自体が初めての方は、これから解説する内容に目を通しておいてください。
レバレッジとは、口座に預けている証拠金を担保にして、大きな金額を動かして取引する仕組みのことです。
たとえば、口座に証拠金を1万円預けてレバレッジ5倍に設定すれば、5万円分の資金を動かして取引できます。
設定できるレバレッジの倍率は、取引所によって異なります。
ハイレバレッジで取引したい方は、取引所で最大レバレッジを確認しましょう。
それでは、レバレッジに関する情報について、詳しく解説していきます。
必要証拠金・維持証拠金
レバレッジ取引をする際、必要証拠金や維持証拠金といったワードが登場します。
重要なワードなので知っておきましょう。
本記事で解説する内容を、スムーズに理解できるようになります。
必要証拠金とは、ポジションを保有するために必要な証拠金のことです。
必要な金額は、レバレッジの倍率やポジションの大きさによって異なります。
そして維持証拠金とは、レバレッジ取引でポジションを保有し続けるために最低限必要な証拠金のことです。
保有中のポジションは、レバレッジ取引中に証拠金が維持証拠金の数値を下回るとロスカットされます。
「維持証拠金=ロスカットの基準」と認識しておきましょう。
レバレッジに関する重要なワードについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
レバレッジを設定するメリット
レバレッジ取引のメリットは、少額の資金で大きな利益を狙えることです。
口座の証拠金にレバレッジをかければ、大きなポジションを保有できます。
繰り返しになりますが、設定できるレバレッジの最大倍率は、仮想通貨取引所によってバラバラです。
国内仮想通貨取引所では最大4倍、海外仮想通貨取引所では規制なしとなっています。
仮想通貨取引でレバレッジのメリットを活かして、多額の利益を得てみましょう。
レバレッジを設定するデメリット
ハイレバレッジに設定するほど、多額の資金を動かして取引できるので大きな利益を狙えます。
しかし、保有しているポジションと逆方向に相場が動いた場合、大きな損失を抱えかねません。
証拠金にレバレッジをかけているので、利益だけでなく損失が膨らむ速度も上がります。
ですので、事前に取引ルールを決めて、資金管理を徹底しましょう。
資金管理の方法については、後ほど詳しく解説します。
Bybit(バイビット)のレバレッジ設定
レバレッジの概要について解説しました。
続いては、Bybitのレバレッジ設定について解説します。
Bybitで仮想通貨のレバレッジ取引を行う前に、これから解説する内容を確認しておきましょう。
最大レバレッジは100倍
シンガポールの仮想通貨取引所・Bybitでは、8種類の仮想通貨をレバレッジ取引できます。
ビットコイン(BTC)だけでなくアルトコインも取引できるので、利益を得る機会が豊富です。
そんなBybitでは、レバレッジを最大100倍に設定して取引できます。
最大レバレッジの倍率は通貨ペアごとに異なるので、確認しておきましょう。
まずは、インバース無期限の通貨ペアの最大レバレッジをご覧ください。
通貨ペア(インバース無期限) | 最大レバレッジ |
---|---|
BTC/USD | 100倍 |
ETH/USD | 50倍 |
EOS/USD | 50倍 |
XRP/USD | 50倍 |
次は、USDT無期限の通貨ペアの最大レバレッジについて確認しましょう。
通貨ペア(USDT無期限) | 最大レバレッジ |
---|---|
BTC/USDT | 100倍 |
ETH/USDT | 50倍 |
BCH/USDT | 50倍 |
LINK/USDT | 25倍 |
LTC/USDT | 50倍 |
XTZ/USDT | 25倍 |
Bybitでは通貨ペアによって最大レバレッジが異なることを、念頭に置いておきましょう。
クロスマージンとは?
Bybitには、クロスマージンと分離マージンの2種類のモードがあります。
まずは、クロスマージンについて解説します。
クロスマージンとは、口座残高の全額を証拠金にしてポジションを保有するモードのことです。
仮想通貨の価格が保有中のポジションと逆方向に動いても、強制ロスカットされづらくなります。
ただし、口座残高のすべてを証拠金にして取引するため、強制ロスカットされた際に大きな損失を抱えてしまうので注意しましょう。
分離マージンとは?
一方、分離マージンとは、口座残高の一部を証拠金にしてポジションを保有するモードのことです。
口座残高の全額を証拠金に充てるクロスマージンに比べると、強制ロスカットされやすくなります。
しかし、口座残高の一部しか証拠金に充てないので、強制ロスカット時の損失はクロスマージンよりも少額です。
レバレッジ取引で損失を抑えたいときに使用しましょう。
Bybit(バイビット)でレバレッジを設定する方法
それでは、Bybitでレバレッジを設定する方法について、画像つきで解説します。
実際に仮想通貨のレバレッジ取引を行ってみましょう。
今回は、iOS版のスマホアプリで画像を作成しています。
Android版やPC版とは操作手順が異なる部分があることを、あらかじめご了承ください。
Bybitのスマホアプリについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみましょう。
取引画面にアクセスする
Bybitでレバレッジ取引を始めるには、まず以下の手順で操作してください。
①下メニュー真ん中のボタンをタップする
②クロスをタップする
レバレッジを設定する
続いて、レバレッジを設定する手順は以下のとおりです。
クロスマージンは初期設定なので、問題がなければそのまま次の項目に移りましょう。
①分離マージンをタップする
②つまみをスライドしてレバレッジを調整する
③保存をタップする
- 例えばビットコインが400万円だったとします。
- 自分の証拠金が10万円だったら?
- レバレッジが10倍だったら?
- 400万円÷レバレッジ10倍=40万円 1BTCエントリーに40万円必要
- 証拠金10万円÷必要証拠金40万円=0.25BTCがエントリー可能
- しかし、10万円で0.25BTCエントリーすると一瞬でロスカされるから、ダメ
- 0.25BTCの10分の1くらいの0.025BTCくらいでまずはやってみる事おすすめ!
- 実際バイビットはドル表示だから、0.025BTCが何ドルか?をチェックしてエントリーだね!
- ロスカットラインの10分の1くらいからエントリーする事お勧めするよ!
仮想通貨を注文する
最後に、仮想通貨を注文する手順について簡単に解説します。
①買いか売りを選択してタップする
②注文方法を選択してタップする
③注文価格を入力する
④注文数量を入力する
⑤注文数量を調整できます
⑥注文ボタンをタップする
保有中のポジションは、注文画面下の「ポジション」から確認できます。
Bybitのレバレッジ取引で発生する手数料についても、以下の表で確認しておきましょう。
手数料名(発生するタイミング) | 手数料(%) |
---|---|
テイカー手数料(成行注文時) | 0.075 |
メイカー手数料(指値注文時) | -0.025 |
その他手数料については、以下の記事を参考にしてみてください。
Bybit(バイビット)のレバレッジ設定は途中変更できる
Bybitでは、ポジションを保有中にレバレッジ設定を変更できます。
つまり、取引中の通貨ペアの価格変動を確認しながら、リスク管理ができるわけです。
途中でレバレッジ設定を変更する際は、ロスカットの基準に注意しましょう。
Bybitは証拠金維持率の代わりに、独自の基準である破産価格を設けています。
破産価格の計算式は、保有するポジションによって変わります。
以下の表をご覧ください。
保有するポジション | 計算式 |
---|---|
ロング(買い) | 平均参入価格 × レバレッジ ÷(レバレッジ + 1) |
ショート(売り) | 平均参入価格 × レバレッジ ÷(レバレッジ – 1) |
上記の計算式で、保有中のポジションがいつ強制ロスカットされるかがわかります。
Bybitで取引中にレバレッジ設定を変更する際は、事前に破産価格を確認しておきましょう。
Bybit(バイビット)でレバレッジを設定する際の注意点
Bybitで取引する前に、レバレッジ設定の注意点について確認しておきましょう。
レバレッジ取引に慣れていない方は、まずは低レバレッジに設定しましょう。
ハイレバレッジでの取引は、ハイリスク・ハイリターンだからです。
少額で大きな利益を狙うチャンスはありますが、同時に大きな損失を抱えるリスクもあります。
ですので、レバレッジ取引の経験が浅い方は、レバレッジを低めに設定しましょう。
そして、Bybitでレバレッジ取引を始める際は、以下の内容に注意してください。
・慣れるまでテストネットでデモトレードをする
・ルールを決めてから取引する
まずは、デモトレードでBybitの操作、仮想通貨の値動き、レバレッジ取引に慣れてみましょう。
その後、損切り・利確のタイミング、口座残高の何%損益が発生したら取引をやめるなど、自分のルールを決めてからレバレッジ取引を開始してください。
Bybit(バイビット)のレバレッジ設定でリスクを抑える方法
最後に、Bybitのレバレッジ設定で損失のリスクを抑える方法について解説します。
Bybitはゼロカットシステムを採用しているため、口座残高以上の損失を抱える心配はありません。
しかし、初心者がいきなりハイレバレッジで取引すると、口座残高の全額を失うリスクがあります。
繰り返しになりますが、Bybitでレバレッジを設定する際は、まず低レバレッジで取引しましょう。
大きな利益は狙えませんが、大きな損失を抱えるリスクも回避しやすいです。
具体的なレバレッジの倍率ですが、最初は1~4倍に設定しましょう。
レバレッジ取引に慣れ始めたら、徐々に倍率を上げてみてください。
また、Bybitの無期限契約でポジションを保有し続けていると、ファンディング手数料が発生します。
ファンディング手数料が発生するタイミングは、1時・9時・17時の一日3回です。
なるべく長期間ポジションを保有しなようにして、取引コストを抑えましょう。
まとめ
今回は、Bybitのレバレッジ設定と注意点について解説しました。
最後にBybitのレバレッジについて、おさらいしておきましょう。
最大レバレッジ | 100倍 |
---|---|
レバレッジ設定 | クロスマージン・分離マージン |
破産価格(ロング) | 平均参入価格 × レバレッジ ÷(レバレッジ + 1) |
破産価格(ショート) | 平均参入価格 × レバレッジ ÷(レバレッジ – 1) |
ゼロカットシステム | 採用(追証なし) |
Bybitはレバレッジ設定が2種類ある、リスク管理のしやすい取引所です。
そして、独自のロスカット基準である破産価格を採用しています。
Bybitでレバレッジ設定をして取引する前に、もう一度確認しておきましょう。
また、Bybitはゼロカットシステムを採用しているので、取引で借金をする心配はありません。
しっかりとリスク管理をして、レバレッジ取引を行いましょう。